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NOTAR System

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NOTARシステムの概要

テールローターがないことを意味するNOTAR® (NO TAil Rotar)です。これは、従来のヘリコプターと同じ飛行特性を保持しながら、テールローターを排除した革新的なテクノロジーです。方向制御はテールブームのコアンダ効果、スラスターのダイレクトジェット流、そして,垂直安定板による自動安定システムの3つの要素で成り立っています。

NOTARシステム・3つの効果
  • NOTAR®ファンによって作り出された空気の流れは、テールブームのスリットを通り外に排出され、曲げられたダウンウォッシュは右側への揚力を作り出して、機体が回転しないように保持します。
  • 最後尾のスラスターからのダイレクトジェット流は、パイロットのペダル操作により、左右に方向を変え、主に低速での方向をコントロールします。
  • 2枚の垂直安定板によるコンピューター制御の自動安定システムは、主に高速で方向制御を補助します。

これらの3つの効果は、機体がどんな速度でも、特別な注意やパイロットの技量に関係なく自動的に調和するよう設計されています。主な長所は、ローターが一つ無いことにより低騒音であること、テールローターストライク、つまりテールローターに巻き込まれる事故が絶対に起こらないこと、テールローター、ギアボックス、ドライブシャフトを排除する事により部品数が減り、メンテナンスが簡易化されるという3点です。

クラスで最も低い騒音値

NOTAR®システムの採用により、MD902のノイズレベルは、ドクターヘリに使用されている3機種だけでなく、すべての双発ジェットエンジンヘリコプターの中で最小です。
ICAO実効感覚騒音レベル
各々の飛行規程に基づきここに示された数値で分かるように、MD902の騒音は大型消防防災ヘリコプターの3分の1です。ヘリコプターの騒音レベルは、それぞれの機種においてICAO基準の実効感覚騒音レベルに従った騒音値EPNdBにより計測、認証されなければなりません。騒音値は対数であるため、プラス6dBの違いは2倍の騒音、プラス10dBの違いは3倍の騒音を意味します。

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